こんにちは、
トイレが怖い話を書いていたら昔あった怖いことを思い出しちゃったよ、ゆゆゆです。

19歳の頃は原付(チャオ)に乗っていたのですが、運転中だと着信に気づかないんです。
だから、その日も駐輪場に停めて初めて気がつきました。
電話が鳴ってる、と。

けど、表示されているのは「非通知」です。

今ならまず出ませんが、当時はイラストの仕事で時々連絡をくれていた某出版社の担当さんが非通知(切ない)で連絡をくれることがあったんですよ。
単発の貴重なお仕事かもしれない!と思って、そりゃあ出ますとも。むしろワクテカしながら出ましたとも。

なのに、待っていたのは…。

「あのね、あのね、あのね」と一定のトーンで繰り返す女の子の声!声!声!
ナニコレ、怖い。
一応「もしもし」とか「どちら様ですか」とか聞いてはみたんだけど、返答も全て「あのね」でしか答えないbotのような電話相手。

いや、マジ、こわい。
切るのも怖いけど、怖すぎて切っちゃいました。

すると、またかかってくるんです。試しに出ても、また「あのね」。
いたずらはやめて!というようなことも言ったけど、まるで無視。

怖いのでまた切ったのですが、それでも懲りずにかかってくるため留守電に設定してみたところ、今度はメッセージに延々と「あのね」。ゾゾゾー…!

それまでは、一人暮らしの家に入るのも怖くて駐輪場(にいるのも怖いけど)に立ち尽くしていたんです。
動くのも怖い、みたいな感覚で。けれど、さすがに留守電まで入りだすと限界に達しました。

ダッシュですぐそばのコンビニへ行き、挨拶程度はする店員さんがちょうどいたので何とか訳を話すと、なんと電話に出てくれました!oh…神よ…。

ピシャリと言うと、電話はあちらから切れてしまったようです。

男性の声で出たからか、その変な電話はもう二度とかかってきませんでした。
となると、幽霊とかでなく、人間だったのかな。
それにしても、本当に可愛いアニメ声というか、むしろボカロのような声でした。
目的不明だし、めっちゃ恐怖だったけど、声だけは超絶可愛かったな。
いや、でも、実際かかってくると本当におっそろしいよ。
以降、暫くは携帯怖いって思っていたゆゆゆでした。